睡眠コラム

床で寝る際に痛くない方法は?身体への負担やメリット・デメリットをご紹介

床で寝ると、健康になるとか体に良くないとか、いろんなうわさを耳にしますが、本当のところはどうなのか疑問に思っていませんか?

最近では無駄なものを捨てて、最小限のモノで暮らすという『ミニマリスト』の生活スタイルが流行り、布団やベッドがない人が増えたりもしています。

という事で今回の記事では、床で寝るのは体に悪いのか?メリットやデメリットを踏まえ、床で寝る時の痛くない方法や腰痛の人におすすめのマットレス10選も紹介したいと思います。

【Q&A】床で寝ることによる体への影響や効果について

【Q&A】床で寝ることによる体への影響や効果について

一般的にベッドや布団で寝る生活が当たり前になっていますが、果たして床で寝ることで、私たちの体に何か変化があるのでしょうか?

床で寝ることによる体への影響や効果について、次のような疑問を紹介していきます。

腰痛持ちは床で寝るのがいい?悪い?

腰痛持ちが床で寝ることについて、いいのか悪いのかと言いますと床は硬くて冷たいので、身体を冷やしてはいけない腰痛持ちには悪いのではないかと思われます。

腰痛持ちの人が柔らかいマットレスや布団で寝ると、腰に負担がかかるので良くないと言われていますが、とは言えいきなり床で寝るのは硬すぎて寝返りを打つのも大変です。

痛くない方法としては、床の上にやや硬めのマットレスを敷いて寝るのが、腰痛持ちにはおすすめだと思います。

肩こりや背中への負担は大丈夫?

肩こりがある場合、柔らかいマットレスで寝ると余計に肩が凝ったり背中が沈んでしまったりしますが、床の上で寝た時の肩こりや背中への負担はどうなんでしょうか?

硬い床で寝ると朝起きた時に背中がガチガチに硬くなった経験があると思いますが、背中だけでなく肩も硬直してしまい、どうしても負担がかかってしまっています。

そのため、肩こりや背中に不安がある人が床に寝るのはおすすめめできません

猫背には意外といいって本当?

猫背の人はもともと体がゆがんでいるので、柔らかいマットレスや布団で寝ると体が沈み、余計に猫背になってしまって良くないと言われています。

背骨を水平にする姿勢は、平らな板に仰向けの状態で寝る姿勢と同じなので、猫背の人が床で仰向けの姿勢で寝れば背中が伸びて気持ちが良いと感じることもあります。

しかし、猫背の原因は、寝ているときの姿勢だけではないので、猫背の人は日頃の生活の姿勢などを見直すことをおすすめします。

寝返りや寝姿勢への影響は?

ベッドや布団の場合、寝返りがベッドや布団の幅しか動けないため範囲が狭くなりますが、床で寝た時にまわりに物がなければどこまででも寝返りを打つことができます。

しかし、部屋が狭いと寝返りがうてず、また床が硬いため圧が一定の体の部分に集中すると、かえって痛みが出ることもあるでしょう。

床が硬いと寝ている姿勢は、体が沈むことが無いので正しい姿勢は保てますが、寝返りがうてないと体全体に負担がかかってしまいます。

床で寝ると太る?痩せる?

床で寝ると太るとか痩せるとか噂が流れいていますが、本当のところはどうなんでしょうか?

硬い床で寝ると寝返りしにくくなり、新陳代謝が落ちて血行が悪く冷えて余計に太るという説と、反対に皮膚の表面が刺激されて血流が良くなり、体内の老廃物が排出されて痩せる説があります。

結局は、もともと痩せる体質と太る体質で新陳代謝が違うので、床で寝たからといって痩せるとか太るのかはわかっていません。

床で寝ると体が痛くなる?

今まで柔らかいマットレスや布団で寝ていた人が、キャンプ場で硬いところで寝たり、よその家に泊まって床で寝たりして朝起きた時に体が痛くなった経験はないでしょうか?

体が痛くなる原因は、弾力性のない硬い床に体の一部分、例えば肩や背中・腰にかけて負荷が集中するためです。

また、比較的に体が硬い人や背中の筋肉量が少ない人の方が、体にクッションがないので痛みを感じやすいでしょう。

痛くない方法は、床に弾力のあるものを敷いて寝ることをおすすめします。

ダニやホコリは大丈夫?

布団を敷かなければほこりは大量には舞いませんが、今舞っているほこりは下に落ちるので、床で寝るということはほこりを吸って寝ていることになります。

ダニは発生する原因が無ければ大丈夫ですが、寝汗がクッションやカーペットに付くとダニが発生する可能性も出てきます。

床で寝る人の心理は?

床で寝る人の心理状態はいったいどうなんでしょうか?

ベッドや布団では、その範囲の中で寝ないと下に落ちてしまいますが、床で寝るということは範囲が決まっていため開放感があります。

枠や常識に縛られたくないといった心理状態が働くのではないかと思われます。

睡眠の質は落ちる?

布団やベッドの上で寝るとどうしても保温性が高くなってしまい、暑くて眠れない人が床で寝ることで、冷たくて体が冷やされて気持ちよく寝られる人もいます。

床で寝る方が二度寝することなくスッキリ起きられる人もいるので、睡眠の質が落ちるかどうかというのは個人差があるのではないでしょうか。

【布団orマットレス】ベッドなしで床で寝るにはどっちがいい?

【布団orマットレス】ベッドなしで床で寝るにはどっちがいい?

ベッドを使わない派の為に、床で寝るには布団とマットレスのどちらがいいのか?メリットとデメリットを調べてみました。

それぞれのメリット・デメリットを参考に、自分にはどちらが合っているのか確認してみましょう。

布団で寝るメリット・デメリット

まずは布団のメリットについては以下の点が挙げられます。

  • 簡単に干せるのでお手入れが簡単
  • 畳んで収納できるので、部屋を広く使える
  • 価格が安いので購入しやすい
  • 処分する時も手間がかからず簡単にできる

反対に布団のデメリットについては以下の点が言えるでしょう。

  • 布団の上げ下ろしが身体的に負担
  • 布団だけで寝ると底冷えをしやすい
  • ほこりを吸いやすい

布団の場合、手軽に使えるという反面、身体の冷えやホコリに対するデメリットがあったりもします。

とは言え、ベッドやマットレスに比べるとコスパも良く、畳みやすさもあるので、寝ることに対してそこまでこだわりがない方に関しては、布団でも十分かもしれません。

マットレスで寝るメリット・デメリット

今度はマットレスのメリットについて以下の点が挙げられます。

  • 低反発・高反発など体圧分散されるものが多く睡眠の質が良くなる
  • 種類が多くて自分の好みに合わせて選べる

反対にマットレスのデメリットについて以下の点が言えます。

  • 畳めるものが少なく場所を取る
  • マットレスの大きさや重さで干すのが大変

寝心地の良さに関してはやはりマットレスのほうが優位になりそうな印象ですが、部屋のスペースをとってしまうという点やお手入れの大変さが目立つ印象です。

布団かマットレスかを選ぶには、寝る人の体型や好みに合わせる方法もありますが、家の広さや家族構成、1人暮らしや引っ越しの予定があるなどの生活様式から選択するのも1つの方法ですので、上記踏まえて検討してみて下さい。

床で寝るときの注意点やアドバイス

床で寝るときの注意点やアドバイス

床で寝る時の注意点やアドバイスにはどんなものがあるでしょうか?

床で寝る時のメリットとデメリットを説明しつつご紹介します。

床で寝るメリット

床で寝るメリットとしては

  • 部屋が広くなる
  • ほこりが少なくなる
  • ダニが発生する心配がない

床で寝るということは、ベッドのような場所を取るものを置かないので、部屋を広く使えるのがメリットです。

布団の上げ下ろしをする必要がなければ、ほこりもたたずダニやハウスダストの心配が少なくなり、また掃除も楽になります。

床で寝るデメリット

床で寝るデメリットとしては

  • 湿気やカビが発生しやすい
  • 冷えて風邪が引きやすくなる
  • 体を痛めやすい

人は寝ている時に約コップ一杯の寝汗を書くと言われており、床で寝ると湿気やカビが発生しやすくなるので、部屋の換気や拭き掃除をしっかりしなくてはいけません。

また、床で寝ることで下から冷えて風邪をひきやすくなり、腰痛もおこしやすくなります。

痛くない方法の1つとして寝る前に、軽い体操やストレッチなどをして、体を温めて柔らかくしてから寝ることをおすすめします。

床で寝る人におすすめのマットレス10選

床で寝る人におすすめのマットレス10選

床で寝る人に体をいたわり痛くない方法として、腰痛に優しくぐっすり眠れて疲れが取れるおすすめのマットレスを10点選びました。

マットレスのサイズや価格、素材・硬さ・厚さ・収納性などを比較して、あなたに合ったマットレスを選ぶ時の参考にしてみて下さい。

エムリリー 優反発シリーズ8㎝

サイズ セミシングル/シングル/セミダブル/ダブル
税込価格 24,980円~
素材 中材:優反発・高反発ウレタンフォーム
硬さ やや硬め
厚さ 8cm
収納性

エムリリーの優反発シリーズは、高反発と低反発の良いところを合わせた、新しいタイプの二層構造のウレタンマットレスです。

3年保証付きで商品には自信を持っており、ヘタリにくい構造なので長持ちするうえに、三つ折りタイプで収納にも場所を取りません。

エムリリーはデンマークの会社で、トップアスリートに対して質の良い睡眠を提供しています。

モットン 高反発マットレス

サイズ シングル/セミダブル/ダブル
税込価格 39,800円~
素材 中材:高反発ウレタンフォーム
硬さ 硬め
厚さ 10cm
収納性

90日間返金保証(公式サイトのみ)もついており、体格や好みに合わせて硬さが変更できるので、自分に合ったマットレスを選ぶことができます。

高反発マットレスで反発力が強く、体圧分散も優れているので寝返りしやすく寝姿勢もしっかりサポート。

口コミでも「寝心地が良く腰が楽になった」と使って良かったという声が多く、腰痛で悩んでいる人におすすめです。

通気性も良く湿気がたまりにくいですが、布団乾燥機もご使用いただけます。

タンスのゲン 純高反発マットレス

サイズ シングル/セミダブル/ダブル
税込価格 4,999円~
素材 中材:高反発ウレタンフォーム
硬さ 硬め
厚さ 10cm
収納性

210Nと高反発マットレスの中でも硬めで、反発力も強いので腰を優しく支え、寝返りをしても理想の寝姿勢をキープします。

フローリングに直接敷いても底を感じない10cmの厚さで、三つ折りできるので収納にも便利です。

口コミからは「寝心地も良くて、何よりコストパフォーマンス良い」という意見が多かったです。

雲のやすらぎ プレミアム

サイズ シングル/セミダブル/ダブル
税込価格 39,800円~
素材 中材:高反発ウレタン・ポリエステル[マイティトップ混]・羊毛
硬さ やや硬め
厚さ 17cm
収納性

100日間返金保証が付いており、5層構造で腰をしっかりサポートするので寝心地の良さは抜群です。

17cmと分厚いため、フローリングに敷いても体が底に付くことはありませんが、収納はかさばりやすいため、ゴムバンドで折りたたみます。

体温を上げて湿度を調節できる羊毛を使用しているので、いつも腰を温める他にはないマットレスです。

エアウィーヴ スマートZ01

サイズ シングル/セミダブル/ダブル
税込価格 66,000円~
素材 中材:ポリエチレン100%[エアファイバー]
硬さ やや硬め
厚さ 9cm
収納性

30日間お試しができ、3年保証が付いた自信のある商品です。

エアファイバーを使用した通気性が抜群で丸洗いできるマットレスなので、暑がりや汗かきの人におすすめです。

厚さ9cmでも三つ折りができるので収納しやすく、独自の2層構造でフローリングに敷いても床に敷いた感地がしないでしょう。

口コミは「朝までぐっすり眠れて腰痛が軽くなった」という買って良かった意見が多くありました。

西川 アフィットマットレス

サイズ シングル/セミダブル/ダブル
税込価格 44,000円~
素材 中材:ウレタンフォーム
硬さ 硬め
厚さ 8cm
収納性

硬めのウレタンフォームとソフトな上層の2層で、表面は凸凹構造で体圧を分散させながら、全身をしっかり支えます。

通気性が高く、通気孔で湿気を逃すことができるので夏でも蒸れにくくサラッとた寝心地です。

口コミでは「寝心地がよく、ぐっすり眠れました」という意見を多く見られました。

ニトリ 高反発マットレス10cm

サイズ シングル/セミダブル/ダブル
税込価格 8,990円~
素材 中材:ウレタンフォーム
硬さ 硬め
厚さ 10cm
収納性

なんといってもお値段がお手頃な上に1年保証が付いています。

高反発マットレスでありながら、適度な硬さなので寝返りを打ちやすく、理想の寝姿勢をサポートします。

三つ折りタイプの厚さもフローリングの上に敷いても大丈夫なマットレスです。

スリープマジック 極厚プレミアムマットレス

サイズ シングル/セミダブル/ダブル
税込価格 54,890円~
素材 中材:ウレタンフォーム
硬さ 硬め
厚さ 14cm
収納性

一般の布団に近い弾力性があり、マットの形状が波型構造な高反発マットレスですが、体を線でなめらかに支える珍しいタイプ。

フローリングに敷いても湿気がたまりにくい形状なので、快適な寝心地が体感できます。

口コミでは「寝返りがうちやすく腰が痛くならないが、マットレスがかなり重い」という意見が見られました。

エイプマン パッド310

サイズ シングル/セミダブル/ダブル
税込価格 15,950円~
素材 中材:APPU硬質フォーム[ウレタン]
硬さ 硬め
厚さ 10cm
収納性

90日間返品保証が付いているので安心して購入できます。

高反発のタイプの中でも硬めであり、高密度で耐久性が優れているマットレスです。

外側はメッシュで湿気がたまりづらくなっていますが、フローリングに敷くときは、中は高密度のウレタンなのでこまめに陰干しすると良いでしょう。

アイリスプラザ エアリーマットレス

サイズ シングル/セミダブル/ダブル
税込価格 14,800円~
素材 中材:指定外繊維[ポリエーテルエステル系繊維]
硬さ 硬め
厚さ 5cm
収納性

30日間返品保証が付いています(アイリスプラザで購入のみ)

密度の高い「エアロキューブ」を中材で使用しており、丸ごと洗えるのでいつも衛生的です。

体圧分散と高反発で寝返りもしやすく、腰痛のある方にも安心してご使用できます。

通気性も優れており、軽くて楽に立てかけておけるので湿気がたまらず、カビが発生しにくい商品です。

床で寝るときの注意点やメリット・デメリットまとめ

床で寝るときの注意点やメリット・デメリットまとめ

今回は、床で寝るのは体に悪いのか、メリットとデメリットについてまとめながら、床で寝る時の痛くない方法や腰痛の人におすすめのマットレスを10選紹介しました。

床で寝ることで、部屋の広さが確保でき掃除もしやすいメリットはありますが、起きた時の体の痛みや冷えて風邪を引きやすくなるデメリットがあります。

どちらかは人によって違うため一概に断言できませんので、メリット・デメリットを踏まえて自分に合っているかどうか判断してみてください。

ぜひここまでの情報を参考に、床で寝るおすすめのマットレスを選んで、睡眠の質を上げて次の日のパフォーマンスを向上していきましょう

ABOUT ME
SG管理人
SuiminGood管理人です。睡眠の質を高めればいい事づくし!体への負担が少なく、最高のコンディションで目覚める方法方を日々探しています。